2006年11月13日

「ロストオデッセイ」の特番の内容

11日(土)深夜に放送された特番から「ロストオデッセイ」についてまとめてみました。
作品の概要と冒頭のシーン
主人公・カイムは不老不死の1000年を生きた男。だが、記憶を失っており、今はある国の傭兵として戦場に身を投じている。時折見る夢の中で失った過去の記憶がよみがえる。
彼が身を置く小国は、とある大国に利用され別の大国と戦っている。戦場では大剣を手にした兵士同士だけでなく、兵器も導入され兵器同士も戦っている。
この兵器はクレーンのような形で、長い棒で敵も味方もお構いなく兵たちをなぎ払う。カニのような足で直立しているのでバランスが悪く、倒れやすい。その為、下敷きになる兵士も。
薄暗い戦場を駆け抜け、幾重にも攻めかかる敵兵を切り倒していくカイム。剣を構えなおし、息を整えた彼の頭上で空が裂ける。雲の中から突如現れた赤く溶岩をたたえた星(?)が割れ、血のように真っ赤な溶岩が流れ落ち、炎と爆煙がカイムもろとも戦場を包み込む。一瞬の閃光の後、その戦場にはたった一人、カイムだけが残されている。周りにはさっきまで戦っていた兵たちの姿は見えず、灰が飛び、石だか兵士だか判らない残骸が地面を満たしている。その他はかろうじて兵器と判るものがひしゃげた形で残っている。
溶岩を落とした星は消え去り、雲の切れ間からは光が差し込む。空を見上げるでもなく、カイムは再び歩き出す…。
この作品は1000年生きた男が涙する物語。
…こんな感じでしょうか?
…この星のような物が小国を利用した大国の兵器(か魔法)で、射程距離内に足止めさせる為に小国を利用してこの戦場で戦わせたのかも?…などと深読みしてしまいました。
次はインタビューからまとめてみました。
坂口博信氏のリタイアと復帰
3年もゲーム製作から離れていた同氏。ゲームに触れる事もほとんどなく、製作に戻る気は無かったものの、旅先で立ち寄った教会の清掃活動を見た時に社会との繋がりを持っていない孤独感に見舞われ、また、何か作ろうとする意欲が出、色々触れた結果ゲーム製作に戻る事に。
…何か教会というのが神秘的です…。
井上雄彦氏の起用と氏のカイム
「スラムダンク」や「バガボンド」などの漫画を手がけている井上氏。ゲームに触った事は無く、ゲームの仕事自体も全く興味が無かったが、諦めなかった坂口氏の「人間を描く」という話に興味を持ち引き受ける事に。
こうして生まれたカイムのデザイン画。1000年生きた男の寂しさを特に目に力を入れて描いたそうです。
雑誌だと小さく掲載されて判りにくかったのですが、番組では顔のアップがかなり大きく映されて、特に目が「スラダン」とかと違って白目の割合が少なく、少し潤んでいるのがよく見えました。
確かに眉や表情は厳しくキリッとしているけど、この瞳だと本当にどこか寂しげな感じです。
目を閉じた顔も痛みを感じている(かみ締めている?)かのような印象を受けます。
重松清氏の起用と氏のカイム
直木賞作家重松氏。ゲームもよく判らず、ファンタジーも書いた事もあまり読んだ事も無い重松氏は最初何故シナリオの依頼が来たのか疑問に思い、戸惑った様子。(当然ですよね…汗)「作品内」に重松作品を散りばめたいと語る坂口氏。人間の優しさと、短編で些細な事件でも最後に「質の違う涙」(純粋に心を揺さぶられる涙)で感動する作風が「ロスト」に合うとか。
井上氏も重松氏も「人間を描く」事に惹かれ、意欲を持ったようです。
重松氏が描くカイムの記憶。壮大な話という訳でもなく、小さな人間ドラマの連続、というのはかなり興味があります。氏は1000年も生きるカイムを「彼が出会った人たちを映す鏡」として描く。番組で紹介されていた小さなエピソードに出て来るお婆さんの話を聞き、彼女の信念(生きる意味)を理解し、鏡のように言葉を返すカイム。同時に、1000年も生きる、死ねない自分が生きている意味、成すべき事の答えはどこにあるのか、心の内で苦悶する。人々と出会い、その人たちの生きる意味を知ったり、関わりでカイムの「生きる意味」の答え探しの旅をしていくのかも…?
そんなカイムだが、やがて本来の居場所や自分も利用されている事に気付かされるとか…。そもそも何故不老不死なのか、どうやって記憶を失ったのか、謎も多い。
植松伸夫氏の音楽
1000年も生きる男の宿命の悲しさをメロディに意識したと語る植松氏。
また、男性の人生において、母親でも恋人でも、女性の存在は重要との見方で女性の声を曲に加える。女性の声の印象はプレイヤーごと(の経験)で異なるとも。
「悲しい事があっても、生きて行かなければならない力強さを込めた」ともおっしゃっていました。(いつもと違って?なかなかかっこ良いです。TVだから?)
「ロストに込めた想い」で1000年も生きたカイムの孤独を感じて欲しいと語った坂口氏。でもこのコメントを聞いた印象は孤独なカイムは坂口さんご自身なのかも、と思ったりします。うーん、気のせいかも。
とりあえず特番で語られた事をまとめてみましたが、「ロスト」の発売は2007年予定とまだまだ先の話です。
体験版をされた方の評価は今ひとつだったので、快適に操作出来るようにこれからじっくりゆっくり調整をお願いしたいです。
多くの方はハードは無いものの体験版をちゃんと持っていたりするので、期待はかけていると思います。


posted by もあな at 20:46| Comment(0) | TrackBack(2) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: ファミ通にロストオデッセイの体験版が付いていると聞いて、 買ってきました。 なぜXbox Liveで配信しないのか??どうして・・ 体験版をプレイした感じでは、グラフィックが綺麗なだけの 普通のRP...
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Tracked: 2006-11-18 02:47

ロストオデッセイの”作り方”は結局分からずじまい
Excerpt:  朝の日差しにパワーが無くて寂しい者です。 うーん…イマイチでしたね。一言目から一刀両断でアレですが(苦笑) ロストオデッセイの”作り方”と言うからには、もっと開発現場の様子とか、技術的な仕組みと??
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Tracked: 2006-11-18 09:59